2013年08月02日

祭り警備

7時近くまで寝ていた。今日は夕方から祭りのイベント警備なので、午前中に心療内科に行った。
「なんか気分がパーッとしません」
「やっぱり、ダメですか」医者は血圧を測る準備を始めた。
「98の60。低いねぇ。トレドミンに変えて、どんな感じ?」
「あんまり変わりません」
「水分よく取ってください。ミネラルウォーター。ビタミンCね。塩分が足りないのかな。熱中症に気をつけてください。何かあったらすぐ来てください」
いつもの薬をもらう。
その他の時間は、山本文緒『再婚日記−私のうつ闘病日記−』を読んでいた。前半の感想は鬱にしてはよく食うし、よく飲むし、よく遊ぶだった。よくそんな元気があるものだと思った。
15時、会社集合。取締役、管制と乗り合わせて現場に向かう。現場近くのコインパーキングに着く。着替えて一服する。車が休憩所代わりになる。やることは歩道橋の上で見物客が立ち止まらないように広報するというもの。「立ち止まらずにお進みください」「移動お願いします」と言っていればよい。
16時30分、配置。歩道橋にはすでにカラーコーンとバーが並べられていた。歩道橋の両側に1人ずつ、中央に1人の3ポスト4名。取締役、管制、居酒屋アルバイトがいっしょ。ひさしぶりに楽に休めの姿勢で立った。
17時、車道の規制開始。聞かれたことは臨時バス停の場所くらいだった。
17時45分、休憩。車の後ろでタバコを吸って休んだ。
歩道橋から駅に続くペデストリアンデッキに人が溜まり始めた。「そこも排除してくれって本部から連絡あったから」取締役が言う。取締役は立ち止まっている見物人を排除しに行った。警察もきた。
19時すぎ、「移動お願いします」と声を上げた。
見物をしているおじいさんに話しかけられた。
「こんなの並べなくていいじゃん」カラーコーンとバーのことを言っていた。
「物を落とすと下で踊っている人があぶないので」と言っておく。
「物をすてる人がいるの?日本人も駄目になったね」
「あはは、すみません」
19時半すぎ、休憩。「飯あるんで、食っちゃって」管制が言った。車の助手席に吉野屋の牛丼が置かれていた。牛丼を食べて一服した。プログラムによれば、祭りの流れはこの辺が盛り上がるところだろう。4人配置にしておいてもよかったんじゃないかと思った。けれど、口には出さず、飯にした。
20時前、戻った。歩道橋の人が嘘のようにいなくなっていた。
「サンバ通りすぎたからさ」管制が言った。
20時半、最後の纏が歩道橋の下を通りすぎていった。その後、西口駅前でよさこいが始まった。
21時を回ると歩道橋の上は人通りがなかった。「まだやるのかな?」
「まだやるのー?」という会話しか出てこない。
21時半、西口駅前のよさこいが終わった。イベント広場ではトランスをやっている。もう歩道橋の規制を解除すればいいのにとしか思わない。歩道橋の下をサンバや御輿が通らなければ、見物する人が歩道橋の溜まることもない。
21時50分、アナウンスが流れた。「交通規制解除10分前になりました。車道においでの方は歩道に移動お願いします」
22時20分、管制に警備本部から解除の無線が入った。ようやく終わりか。カラーコーンとバーを片付けて終了。
イベントの末端だということを感じた。規制するための機材を補助するためにいる。規制がいいかげんなら、末端がいくら声を張り上げようと無駄。無力感を感じさせたら、それは警備会社の失敗ではないのか。

通りすがりの使えない警備員さんへ
鼻先の未来が見えません。たぶん、こんな人生を、このまま変わらないまま生きていくに違いありません。愚痴を言いながら。
「文句を言っているうちが華である」と河合隼雄の『こころの処方箋』にありました。「文句を言うことによって、人間は安定を保っていることが多いのではなかろうか」と。
私は愚痴をいうことによって、かろうじて安定を保っているようです。
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posted by 鬱警備員 at 00:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>私は愚痴をいうことによって、かろうじて安定を保っているようです。


うん、だから最初のほうでこのブログは鬱さんのデトックスみたいなものだと言ったじゃないですか。

>鼻先の未来が見えません。

そうかな?見えてますよ。
あえて見えてないフリをしているだけです。
でもそれを責めてるわけじゃありません。
私にはそんな権利も資格もないですから。

ところで祭りの雑踏警備ですか?
依然コメントで書きましたが私も去年、花火会場に近い大型店舗の駐車場で店の客と花火見物の客の車を振り分ける駐車規制をやりました。
ただただ暑いだけの仕事でした。

でもよさこいってなんで四国の祭りをわざわざ持ち込んでやるんですかねぇ。
そんなこと言えばサンバもそうなんですが(笑)





Posted by 通りすがりの使えない警備員 at 2013年08月02日 07:29
よさこい、これは北海道がやりはじめたんですよね。息子の母親が高知出身で北海道でよさこいが見たいと言うので。警備会社と派遣会社の祭り誘導ね、違いは派遣には机や椅子、請負先から言われたのを片付ける作業がありますね。後は基本的に一緒かな、ビールや飲み物などの売り子もします。
土地や地域によって違いますので一概には言えませんが。
北陸の場合、歩道が広いので警備員は外で警察の補助、中は請負会社と派遣になりますね。
Posted by イニさん at 2013年08月02日 08:45
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