2013年08月11日

花火

10時、会社集合。会社で元請そっくりの制服に着替える。出発。途中、コンビニによって、ちょっとした腹ごしらえと一服。
11時半、現場着。花火会場になる調整池沿いの砂利道を緊急車両導線にするため立ち入り禁止にする。砂利道への出入口が3か所あり、それぞれに1人交通誘導員がつく。出入口はプラフェンスと単管バリケードで閉じられていた。3ポスト4人。夕方から4ポスト5人になる。福島弁隊長、雑一隊長、出戻り生活保護、夕方から居酒屋アルバイトが来る。
12時から配置。すぐに1回目の休憩に入った。
暑い。むやみに汗が出る。昼の暑いさなかから花火を待とうとする人はいない。太陽に照らされて立っているだけだ。
13時45分、2回目の休憩。ひとりひとりの立ち位置が離れている。自転車を使ってローテ回しをした。休憩のたびに自転車で調整池のまわりを半周していた。
14時50分、3回目の休憩。その後、雑一隊長と交代。
「長いですね」
「長いですね」会話の内容は拘束時間が長いことの愚痴。馬鹿、落武者の悪口。
15時40分、4回目の休憩。福島弁隊長が愚痴る。
「まいったなぁ。失敗した。このイベント、断ればよかった。3時からでいいんだよ。なんで昼からなんだよ」
「長いですね、暑いし」
16時すぎ、消防車、救急車が入った。
16時半すぎ、休憩。
17時、5人目の居酒屋アルバイトが来た。連れてきた取締役が言う。
「6時から完全配置だから」
居酒屋アルバイトは雑一隊長と交代する。雑一隊長は砂利道の外で駐車排除。
17時半、花火に近い出入口についた。ようやく日が西に傾きかけた。
18時、まだ明るい。太陽が真っ赤だ。開会式のアナウンスが聞こえた。そのアナウンスを聞いてはじめて花火大会の名称を知った。携帯で調べた。花火の打ち上げは19時半から21時まで。約5000発。
「入れないんだぁ。わざわざ来たのに。入れてもらえないかね」二人連れのおばあさん。
「できません。緊急車両導線を確保で」
「毎年、そう?」
「はい」
「ガードくぐって右に行けば、行けるよね」
「はい、行けます」その場を切り抜けるために行けると答えた。
18時半、持てる限りのイベントについての知識で答えていた。手持ちの知識がさびしくないか?イベントのたびにそう思う。
「入れてくれよっ」いきなり喧嘩口調だった。家族連れの夫。
「緊急車両導線になってます」
「緊急車両なんかアスファルトの道路通せばいいじゃねえかよ。なんでこんな砂利道通すんだよ?どこの行政が止めてんの?」
「市の花火大会なので」
「ほんと、さいたま市の行政むかつくんだよ」と言い残してどこかに行った。
何時からやるの、どこのあがるのと質問された。何度同じ言葉を口にしただろう。
19時35分、カウントダウンが始まった。「5、4、3、2、1、スタート」一発打ち上がるたびにスポンサーをアナウンスする。間延びする上にしょぼい。
20時、打ち上げ花火らしくなった。けど、花火に飽きた。頭が痛い。涼しくなったはずなのに、汗が止まらない。
「忘れ物しちゃったんだけど、なかに」
「花火終わってからお願いします」
「だよね。何時、終わるの?」
「9時です、解放はもう少し後になると思います」
あくびをしながら、時計を見る。終わることだけが楽しみ。
20時45分、花火の打ち上げが終わった。花火屋が後片付けをしおわるまでは消防や救急はでないだろう。ただいるだけになった。
21時半、車道の交通規制解除が22時というアナウンスがあった。
22時、車道の規制解除。
22時15分、消防、救急が出た。
23時すぎた。開放の指示がない。
23時15分、開放。ようやく終了。取締役の運転する車で会社まで戻る。
去年と同じだった。一年経ってなにも進歩がなかったということ。交通誘導員は、交通誘導員になったときの能力で業務をし、時間だけが過ぎていく。交通誘導員は劣化していくだけだ。

コメントありがとうございます
posted by 鬱警備員 at 10:09| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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